1歩だけでも前に歩む日々

カテゴリ:MINIstory( 2 )

バカ


一人で呟いた
「バカ」

何言ってんの?
誰が?

あいつ?

あいつって誰?

「何が言いたいんだろ」
わからない

夏は過ぎもうだいぶ涼しくなった9月の終わり
バカげたことをしていた
学校にも行かず、人とも関わらず、時間を無駄にしていた。


「バカ」

俺が、か?

「そうだな」


そして、何気なく暇つぶしにメールを送った。

「久しぶり、最近どう?元気にしてる?」
返事はすでにわかっていた

「なんで学校来ないの?」
返事し辛かった

「居辛いから」

「孤立しちゃえばいいじゃん」
わかってくれよ
なんて頼めない

「孤立しても何もかわらないんよ」

「学校おいでよ」

「ごめんな、こんなやつで」
メールは終わった
これでいいとは思ってないけど
終わるしかなかった

「冷たいな」


バカだから

どうしようもないバカだから



この狭い部屋の中で
いったい何を思い、何をしているのか



答えが見つかるまでは、



行けない
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by tyoun9 | 2005-09-27 01:15 | MINIstory

自分と闇


僕は心の闇を抱えていた。

学校の休み時間、
いつものように一人寝ている。

夢をみた。
真っ暗な部屋で、
誰かが僕に問う夢を・・・。

「元気ないね。」

「・・・。」
答えたくない。

「死にたい?」
なぜこんな質問をするのか・・・。
「・・・。」

「なんで君はここにいるの?」

わけがわからなかった。
と言いたいところだが、わかっている。
「わからない。」
下唇を噛んだ。

「何を探しているの?」
「さぁ・・・。」
本当はわかっていた。
「そんなに弱い自分が嫌い?」
痛い・・・
なんでそんな痛いとこばっかりついてくるんだ?
「・・・うん。」

「バカだね、ハハハ。」

ムカつく。
「殺すよ?」
できるはずがないけど。

「君にできるわけないじゃん。自分でもわかっているんだろう?」
俺の心を読んだのか?

「・・・。」

一体何者なんだよ。
「俺は君だよ。」
また人の心を読んだ。
それにまたわけのわからないことを。

「は?」

「だから、俺は君の中の闇だよ。」

ありえない。
「ありえないと思うだろうけど、本当さ。」
だから人の心読むなよ。
「人の心を読むも何も、同じひとつの人間なんだ。しかたないだろう。」
「・・・。」
「けどやっと君と話せたよ。今までずっと話したいと思ってたんだ。」
「何を話すのさ。」


「なぜ君は俺を怖がる。」
確かに怖かった。
自分の心の闇の深さを知ることになるとわかっていたから。
「なるほどな。けど、それはもう既にわかっているんだろう?」

「けど・・・。」

「認めたくない、か。愚かだな。」
「ああ、まったく。」
否定できなかった。

ふっ

「ちょっとは強いじゃないか。」
そいつに合わないセリフが出た。
「え?」
「認めることができるだけましさ。だが、まだまだだな。」
なんでそんなに偉そうなんだよ。
「そりゃ、少なくとも君よりは強いからに決まっているだろう?」
言い返せなかった。
自分が弱いということはわかっていたから。

「最後にひとつ聞く。お前は生きたいか?」
自分なんて死んでもいいと思っている。
けど、少し違った考え方をしてみた。

「自分を必要とする人がいるなら。」

そいつは微かな笑みを見せた。
「じゃあな、また機会があれば話そう。もう起きろ、学校終わるぞ。」
そういうと暗闇の中に消えていった。
下校の放送が流れている中、目が覚めた。
赤く染まった教室をあとにして、
一人歩きなれた道を歩いた。
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by tyoun9 | 2005-09-20 01:14 | MINIstory



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